Helm Chartを使用したWallarm Native Nodeのアップグレード¶
以下の手順はHelm Chartを使用してデプロイされたNative Nodeのアップグレード方法について説明します。
要件¶
Helm Chartを用いてNative NodeをデプロイするKubernetesクラスターは、以下の要件を満たす必要があります:
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Helm v3パッケージマネージャーがインストールされていること
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APIが稼働中のAPIゲートウェイまたはCDNからのインバウンドアクセスが可能であること
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以下へのアウトバウンドアクセスが可能であること:
https://charts.wallarm.com
にアクセスしてWallarm Helm Chartをダウンロードできることhttps://hub.docker.com/r/wallarm
にアクセスして、デプロイに必要なDockerイメージをダウンロードできること- US/EU Wallarm Cloudの場合、
https://us1.api.wallarm.com
またはhttps://api.wallarm.com
にアクセスできること -
攻撃検出ルールの更新およびAPI仕様のダウンロード、ならびに許可リスト、拒否リスト、またはグレイリスト国、リージョン、またはデータセンターの正確なIPの取得のために、以下のIPアドレスへアクセスできること
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上記に加えてWallarm ConsoleでAdministratorロールが割り当てられている必要があります
1. Wallarm Helm Chartリポジトリの更新¶
2. Wallarm Kubernetesサービスのアップグレード¶
デプロイ済みのKubernetesサービスまたはロードバランサーをアップグレードします:
helm upgrade <RELEASE_NAME> -n <NAMESPACE> wallarm/wallarm-node-native --version 0.11.0 -f <PATH_TO_VALUES>
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<RELEASE_NAME>
: 既存のHelmリリースの名前 -
<NAMESPACE>
: Helmリリースが存在するネームスペース -
<PATH_TO_VALUES>
: デプロイされたソリューションの構成を定義するvalues.yaml
ファイルへのパス
バージョン0.10.1以降にアップグレードする際、指定されている場合はconfig.connector.log_level
パラメータを削除してください。より細かいログ設定が可能なconfig.connector.log
セクションに置き換えられました。カスタマイズが必要な場合はlog.*
パラメータを指定してください。
3. アップグレードの検証¶
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Wallarmのポッドが稼働していることを確認します:
各ポッドのステータスはSTATUS: RunningまたはREADY: N/Nである必要があります。例えば:
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テスト用のパストラバーサル攻撃リクエストをAPIゲートウェイへ送信します:
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アップグレード後のノードが以前のバージョンと比較して期待通りに動作していることを確認します。