Security Edge Inlineの概要
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Security Edgeプラットフォームは、Wallarmがホストする環境内の地理的に分散したロケーションにWallarm Nodesをデプロイするためのマネージドサービスを提供します。主要なデプロイオプションの1つがインラインデプロイで、お客様側でのインストールを必要とせず、API全体に対してリアルタイムかつ堅牢な保護を提供します。
ユースケース¶
これは、次のような場合にAPIを保護する理想的なソリューションです。
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運用の複雑さを最小限に抑えたフルマネージドなセキュリティソリューションを求めている場合です。
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DNS経由でトラフィックをWallarmにルーティングできる場合です。
仕組み¶
Security Edge Inlineでは、APIトラフィックはWallarmのグローバルに分散したPoints of Presence(PoPs)を経由してルーティングされます。これらのPoPにはWallarm Nodesがデプロイされ、Wallarmによってホストおよび管理されます。
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DNSベースのトラフィックリダイレクト:APIドメインの解決先をWallarm Edge Nodeに向けるようDNSを構成します。
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PoPの選択とルーティング:レイテンシーまたは選択したリージョンに基づいて、リクエストは最寄りの利用可能なPoPにルーティングされます。
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リアルタイム検査とフィルタリング:inline Nodeが受信リクエストを解析し、正当なトラフィックをオリジンサーバーに転送する前に悪意のあるものをブロックします。
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マルチクラウドおよびマルチリージョン:高可用性とジオ冗長性のために、複数のクラウドリージョンにわたりinline Nodesをデプロイできます。
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自動スケーリングとアップデート:WallarmがNodeのスケーリング、アップデート、メンテナンスを処理します。お客様側での作業は不要です。
制限事項¶
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64文字未満のドメインのみがサポート対象です。
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HTTPSトラフィックのみがサポート対象で、HTTPは許可されません。
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カスタムブロッキングコードの設定はまだサポートされていません。
デプロイ¶
Security Edge Inlineをデプロイするには、段階的な手順に従ってください。